食事療法

ケトン食のことがわかるまでに

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去年のいつ頃かは忘れたけれど、てらじんがMCTオイルを持って帰ってきた。
またよくわからないものを持って帰ってきたなぁと思ったことはよく覚えている。
去年の夏前、まだがんがどうのという騒ぎになる前。

ケトン食という耳慣れない言葉とともに、
MCTオイルがどうのとてらじんが言うようになったのは、
結局がんではなかったとわかった後。
ケトン食というのは糖質を制限する上にMCTオイルを使う食事療法で
ダイエットにも効果があって、医師が個人指導してくれるものだということ。
「チエさん、指導受けてみない?」とてらじんに言われたけれど全然ピンとこなかった。
指導料も高額だった。ダイエットなんて、そんなお金払ってまでやりたいことじゃない。

夏以降、がんの疑いは晴れたものの、どうも思わしくない症状が続いていた。
がんではなく子宮筋腫の問題だと思っていたその症状は、
気持ちの上にほんのわずか暗い影を落としていた。
でも、漢方の先生にも診てもらっているし、
悪いようにはなっていないと思いたい気持ちもあった。

ケトン食は、糖質制限をしてMCTオイルを飲むというところまでは
てらじんの話からなんとなくはわかった。
そのことによって、体質が変わるということも。
折よく、漢方のN先生の診察を受けた近日11月5日、先生主催の勉強会があるという。
一向に症状が改善しない私に
先生は「ケトン食やってみるの、いいかもね。勉強会きたら?」と言った。
先生が言うならと、参加してみることにした。

その案内チラシがこれ。

がんの治療に関する発表ばかりだった。
がん治療を続ける中で余命を宣告されたような人も、
ケトン食や漢方の処方によって長期延命がつづいてる症例など。
がんだと思っていない私もなんだか希望を見いだせる内容で、
この会は行けてよかったと当時も思ったものだった。

それでも、まだケトン食をやりたいとまでは思えなかった。
だって、がんだと思っていないし。

それが、一転したのは3月7日。
検査結果が出て、やっぱりがんだとわかった日。
その日、てらじんに「今日から食事療法やるわ」と半泣きになりながら私は言った。
こう言えたのは、11月5日の勉強会に参加できていたからだ。

先生主催の漢方勉強会は驚愕の低価格と超充実した内容なのに、参加者が少ない。
非常にもったいない。
http://www.nerima-hosp.or.jp/center/08_4.html
今年は8月23日から再スタート。興味ある方は誰でも参加できるので来た方がいい。