ことば

細胞があつまって、からだという場を為している

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日に日に回復しており、その様に我がことながら驚かされる。

おなかを触ると、前はあった固いかたまりがなくなっている。

それはさながら、目のまわりにできる稗粒腫のような感じで
そのでっかいバージョンをおなかから取り出したというようなイメージである。
私としては。

ごちゃごちゃと滞ってたものを取りだせて、
私のからだとしてもこころとしても、なんだかスッキリしている。
風通しよし。

腸も膀胱も抑圧から解かれている。
おなかの中で、気持ちよさげにたゆたっている。

場は集まる人によって変わるという。
人も細胞の状態によって変わるのだなということを体感している。

 

からだをなす細胞(ひとまずここでの最小器官として)の状態がこころとしてあらわれる。
こころとからだはつながっているどころの話ではなく
からだはこころだと思う。
人と人が集まって場と為すように、細胞が集ってからだ、こころを為してる。

細胞があつまって、からだという場を為している。

 

がんの人々が集まる病院というのは
イメージとしては重いのだろうけれど
多くの人がいのちと向き合っていて
今の私にとってはとてもチカラをもらえる場となっている。
何を言ってるのだろうと思うかもしれないが、楽しい。

いろんな人と話をすればするほど、
縁ある人皆よくなってほしい、元気になってほしいと思う。
先の見えない不安を抱えた人にも、「生きる」イメージをいっしょに描こうと話す。

祈る。
医療にも祈りは欠かせないんじゃないかとあらためて思う。