抗がん剤治療

5回目の抗がん剤

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5回目の抗がん剤治療のため、今日から入院である。

前回の抗がん剤は7月のはじめで
手術は8月中旬。
いろいろ久しぶり。
忘れ物はないようだけれど、どことなく要領を得ない。5回目なのに。

顔の知れた看護師さんには「ひさしぷり〜」と声をかけてもらった。
主治医を残して、先生方のチーム編成が変わっていた。
残念だ。関西弁のK先生が癒しだったのに。

 

抗がん剤をやめると言った時、
主治医からは「これまでのより弱い薬に変える手もある」と言われた。

今回、再開するにあたりこれまでの薬にするか、弱いものにするか
その決定は入院までには聞かされておらず
私としても「先生にお任せします」と伝えた。

 

 

正直、私にはわからない。
風邪ならば体感でわかるが、がん細胞がいまどうしているのかなんてわからない。
ましてや薬のことも、どんな薬を使うかぐらいは検索したけれど
それがどう作用するかなんて、わからない。

ひとくちにがんと言っても
がん細胞のある臓器、部位、そのひろがりによってまるで異なる病気である
ということはわかったし
抗がん剤治療は実績としてより有効な方法だということもわかったので
あとは先生にお任せすることにした。

今日、入院して、主治医から「抗がん剤、あと2回で終わりましょう」と言ってもらえた。
「弱めの方で効果があるのかどうかは不明だし、
やはりもとのままにしてあと2回としようとチームで話し合った」とのこと。

ああー、あと2回で終わるならばうれしい。

 

前回までの話では「2、3回」と言われたので「あ、こりゃ3回だな…」と思ったし、
3回だと年内には終われないのが残念だった。
他院では6回が標準だそうだが、がん研の標準は8回らしい。

でも、あと2回、あと2回。

 

 

抗がん剤は終了したいと伝えた後、
経過観察に移行するためにはPET-CTの検査が必要だといわれ
受けてみたが、がん細胞の反応はなかったようだ。
(とはいえ、PETでも5mm以下のがん細胞は見えないらしい)

この検査は、抗がん剤が終わる時にはまた受けなければならないとのことで
無駄になっちゃうなと思ったが(検査代も高いし)
あと2回で終われることになったのは
あいだに受けたこのPETCTの検査結果があったからかもしれない
と思うと、この検査も無駄じゃなかったと思える。

 

髪の毛もだいぶ生えてきて、手足の痺れもずいぶん和らぎ
からだとしても全力でがんばってくれているところを
申し訳ないのだけれど、またちょっと薬をいれさせてもらうけれど
ごめんなさい。
がんばってもらえるとありがたい。

あと2回、よろしくお願いしますと、からだにお願いをする。

 

日の沈む位置が、
夏からするとずいぶんと移動している。

夕暮れ、黄金色にそまる。
今日はとてもいいお天気で
とてもきれいな一日。