つぶやき

2017年9月

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9月2日
夕方、相方と近所のホームセンターへ買い物に行く。入ってしばらくすると、ググーッと目の奥が痛くなって頭も重だるい。あれれ、まだ体調がよくないのかと思いきや、その後行った石神井公園の散歩は結構歩いたのにもかかわらず、軽快だった。人の多さによる空気とか、ホームセンターの新しい製品から発せられるものがキツイのかもなぁ…。今日は、私の根底にあった許せなさに気づいた。好きではなく、許せないがエネルギーだった。それがわからなかったなんて、見えてるようで見えない節穴露呈。

9月4日
すっかり秋、朝はタオルケットでは寒かった。そろそろ薄い布団を出さねば。すっかりクリアになったと思っていたが、一昨自分の狭量さにあらためて気づいて愕然としてしまった。以来、そのことばかり考えている。ここでつまづいてるんだよな、ずっと。観念。誰かにあわせるんじゃなくて、自分の興味を追っかけていかなくては。卑屈になったり、ねじれたりしている場合ではない。

9月15日
気づけばあっという間に10日がすぎた。その間、6、7日と広島の福山、8〜11日まで京都へ大移動をしてきた。どちらも行ってよかった。場が変わると自分のからだが動くし、考えも動く。非日常の味わい。もどってきて4日がすぎるがなんだかずっと眠い。よく寝ているが、眠い。食事のせいか、サプリのせいか、からだの修復作用か。とどまっているより動いた方が、回転がよくなっていいのだけれど、動き出すまでに時間がかかる。さとみちゃんが来てくれる。バラの花、アロマタッチ、親指の痛み。

9月19日
1日すぎるのがあっという間だ。はやい、はやすぎる。マメさが足りないので、ぼんやりしているとここの日記も続かない。せめて、今日はなにしたかぐらいは記したいものだ。特別なことはなくとも、日々考えている。今日は誘いを受けて、石神井公園まで散歩。病気のことを伝えていなかったけれど、ネットの記事を見て声をかけてくれた。よかったと涙を浮かべる彼女の声に、思わずもらい泣き。ありがたいなぁ、ホンマに。ところで、7日に施術をして以来親指が痛む。はじめは筋肉痛かと思ったのだけれど、どうも違うらしい。今日は一段と痛む。この仕事を続けてきてはじめての痛み。きっともうこういう施術もしなくなるんだなと思う。

9月21日
術後初の外来へ。午後3時15分の予定が、5時。肉体的に疲弊するので、抗がん剤再開をもう一ヶ月先にできないかという相談をすると、それだけあいたら意味がなくなるのでそれならば休むのではなくてやめてしまったほうがいいとのこと。やるかやめるか。とっさのことで「やめる」とは言い切れず、持ち帰らせてくださいとお願いする。

9月22日
雨。当日ではあるが、代官山蔦屋で行われる若松さんのイベントの申し込みをする。午後から家を出て、代官山へ。雨はけっこうな降りで、肌寒い。ウロウロしようと思っていたが、そうそうに蔦屋へ。これはこれで、座って本は読みたいし、うろうろと歩き回って本と出会いたいしで、結局あっという間に時間は過ぎていってしまった。若松さんのお話は、だいたいいつも骨子は同じような感じだけれど、書かれていることと、実際に話される様子とをあわせて、また著書にある言葉に出会えるといいな。

9月23日
秋分の日。田崎さんが亡くなったと聞く。結局会いに行けなかった。変哲な人だったけれど、愛あふれる人だった。どうぞどうぞ安らかにとずっと心の中で思っていた。会いに行けずのままかもしれないとは思っていたが、やはりその手に触れにいけばよかったかなと思う。夕方、石神井公園へ。石神井を吹き渡る風になったと思ってる。