石神井川ぞいの桜は毎年みごとに咲き誇り、
こころがかきたてられます。
泣きたいような、うれしいような。
そこからはなれがたい気持ち。
人生もこんな感じなのだろうなぁと自然のいとなみを見るにつけ思います。
そして、会えてよかったよと言えるのが人間なんだろうなと思います。
写真は毎年似たようなのを撮ってしまうのだけれど、
私にとって写真を撮るということは
花のうつくしさをかんじつづけたいという欲望のあらわれで、
ただ泣きたくなるほどどきどきしつづけたいということです。
そして、この感覚こそが
私がこの世に生まれでることになった欲動じゃないかとも思っています。
だからここにいる、と。
去年の今頃は、がんがどれぐらいひろがっているか
まだわからなくて、不安を抱えていたよね。
そして、さくらが咲く頃に
治療が始まって
去年はあまりさくらが見られなかった。
退院してすぐ見に行ったりして
無謀なことしたなぁ…(笑)
実際、熱発したしね。
いまとなっては笑い話。
(ようやく引越しのもろもろがひと段落して、ほっと一息ついています)