つくる

つくる、いきる。

食べることそのものより、つくることが好き
という気持ちの原点にあるのは、この本。

家なき少女。
かつて、カルピスファミリー劇場でも「ペリーヌ物語」と題されて
アニメ放映された物語。

http://www.nippon-animation.co.jp/work/1285/

 

この本は、こども名作全集という全50巻のうちの一冊。
こども名作全集は、たしか毎月送られてきて
うちにはその全巻が揃っていた。
読む本は決まっており、ページを一度も開くことのなかった本もある。

 

中でもとりわけ「家なき少女」が大好きで、
本当に繰り返し繰り返し読んだ。

物語の主人公ペリーヌが
お金がない中、池のほとりの小屋に住みつき
川のそばに茂る葦をつかって靴を作ったり、
魚を釣って調理して食べたり、
空き缶を鍋にして、野草をスープにしたり、
野鳥の卵を茹でたりして、
工夫しながら楽しそうに暮らす描写に胸が躍った。

このくだりは、本当に何度も読んだのでよく覚えている。

何かをつくること、
それはわくわくとこころはずむことだと感じる
原点にある本。

 

 

この本の初めに、こんなことが書かれている。
おそらく全集の、どの本の初めにもこれが記されているのだろう。

本を読んでいると、まだ行ったこともないめずらしい国を旅行したり、
知らない人とあって、楽しいお話をしたりできます。

また、自分では、気がつかなかった、やさしい心や、あたたかい心が、
自分の中にあることに気づいて、明るくなったり、
勇気がわいてきたりして、うれしくなることでしょう。

このように、読んで楽しいお話が、世界にはたくさんあります。

それを集めて、みなさんに、わかりやすいように書きあらためたのが、
この本です。

ちょうど、みなさんのとしごろは、心がすくすくのびている時です。

それだけに、大切なときでもあります。

どうか、この本のお話の中から、いろいろな人たちの生き方や、
考え方を学んで、心をのばし、正しい、あたたかい人になってください。

 

こどもの頃は、本が私の世界だった。
本があれば、どこへでも行けることを知っていた。

 

 

あらためてこの本を読み返して
本当にこういうことがずっと好きで
求めてきたんだなぁと思う。

(要は、アジトを得て、暮らしていくのに必要なものをつくってゆくってこと)

あと残り、そう長くはないかぎりある人生。
やはりこんなふうに過ごしていこうと思う。

 

 


ABOUT ME
知詠
近畿大学農学部食品栄養学科卒業。研究テーマは「カビ」。卒業後は、食品会社で研究職。乳製品もどきを分析したり開発したりで6年半。1995年の阪神淡路大震災をきっかけに身一つでできることをしようとマッサージをはじめる。2001年アメリカ、エサレン研究所にてトレーニングを受け、ボディワークをはじめる。同じ頃にはじめた気功で「自然が先生」という教えに出会い、ひとのからだとこころのふしぎについて考えつづけている。2017年、子宮体癌4b診断。標準治療をはじめるのと同時に食事を見直し、あたらしい細胞をつくっていくためには食が土台だと体感。あらためて、「生きているとはどういうことだろう」をテーマにかんがえうごく場「空-くう-」を主宰。