つくる

クリスマスのお願いママクッキー

前回のブログで、こどもの頃に眺めていたお菓子の本のことを
思い出していたら、さらに芋づる式に思い出したことがあった。

 

昭和40年代にこどもだった人ならば
覚えておられることと思う。

ママレンジとママクッキーというおもちゃのこと。

電熱線の上にアルミ製の小さなフライパンがのっている。
焼けたクッキーをひっくり返すためのトングも付いていた。
ちゃんと食べられるものを火を使って焼こうというのだから
おもちゃであっても本格的だ。

 

確か、小学校での友人が
ケーキの焼けるママレンジを持っていたのだと思う。
触発されて欲しくなった。
そして、折しもクリスマス前。
サンタさんにクリスマスプレゼントとしてお願いしたように記憶している。

友達が持っていない方のママクッキーを選んだのか
それとも、ママレンジを頼んだのにママクッキーになったのか
その記憶は定かではない。

 

同じマンションに住むえっちゃんと
月に一度おかし作りをはじめたのは、大阪に引っ越してからだった。
ママクッキーで遊んだ記憶は、引っ越し前、神戸の家でのもの。
アパートの窓から、手を合わせてお願いしたことまで覚えている。

 

今、見てもこのピンク色をしたおもちゃに胸がときめく。
当時もとてもうれしかった。
ママクッキーを持っている、ということがとてもうれしかった。
クリスマスプレゼントでうれしかったのは、これが最大。
記憶に残っているものはとしてはもう一つあり、
それは小学五年生か六年生の時の地球儀だったのだけれど、
全くうれしくなかったという意味でよく覚えている。

 

 

 

しかし、ママクッキーで焼いたクッキーは
こどもの舌をもってしてもおいしくなかった。

検索したら、材料の書かれた外箱画像があったので拝借した。

https://ameblo.jp/okashiwotukurou/entry-12046885128.html

 

ホットケーキミックスとバターと卵。
味としては悪くはないはずだ。
(ああ、でも卵は白身だけなのか…)

 

電熱線で焼くのだからしかたがないことだと思う。
こどもの気持ちとしても、じっくり焼くということができない。

うすいきつね色をした、クッキーというよりはホットビスケット。
とてもふわふわとした食感だった。
ほろほろとやわらかく、すこし粉っぽい味を今でも思い出すことができる。

おいしくはないのだけれど、自分でつくるということが大事だった。
なので、何度もママクッキーでクッキーを作った。

 

 

記憶を辿って、この本のことも思い出した。

なんどもなんども、 どれをつくろうか
これをつくりたいな
と写真と作り方を眺めながら
実際につくらずとも、脳内で巡らせる。
食べることよりも、つくることが好きだ。
私の脳内は、お菓子をつくる世界へいつでもトリップできる。

今でも、お料理の本を眺めているだけでしあわせ。
そして、何冊あってもきりがない。

 


ABOUT ME
知詠
近畿大学農学部食品栄養学科卒業。研究テーマは「カビ」。卒業後は、食品会社で研究職。乳製品もどきを分析したり開発したりで6年半。1995年の阪神淡路大震災をきっかけに身一つでできることをしようとマッサージをはじめる。2001年アメリカ、エサレン研究所にてトレーニングを受け、ボディワークをはじめる。同じ頃にはじめた気功で「自然が先生」という教えに出会い、ひとのからだとこころのふしぎについて考えつづけている。2017年、子宮体癌4b診断。標準治療をはじめるのと同時に食事を見直し、あたらしい細胞をつくっていくためには食が土台だと体感。あらためて、「生きているとはどういうことだろう」をテーマにかんがえうごく場「空-くう-」を主宰。