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癒しと哲学と13条

読書と対話の会をはじめて、そろそろまる4年。
続けるということが、なにより力のいることなのだと
最近つくづく思う。

そういえば、継続は力なりということばがあった。
力がいる分、力がつく。

 

哲学なんて、なんの足しにもならない
という人がいるが
そもそも、何かの足しになるとか
役にたつとか
そんなことのためにやっているわけではない。
目的もない。

考えざるを得ないから。
それに尽きる。

 

日本国憲法第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

最近、腑に落ちている13条。

私がずっと求めてきたことは、この13条にあった。

 

 

ボディワーク、アロマテラピー、さらにはグリーフケアを学んでみたり、
自分でサロンを運営してみたり、哲学対話の場をもってみたりして、
とうとう至ったのは、なんと憲法13条だった。
半世紀生きて、ようやくここにたどりついたという気がする。

 

「私が私でいること、あなたもあなたでいること」。

国民一人一人にむけて、そう明言されているのに
肝心なことを教えてもらわずにきてしまった。

憲法において、守られてきているはずだったのに
はっきり教えてもらえずにきた。
まったくふれる機会もないまま
すっかり、骨抜きにされてしまっていた。

憲法第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う。

 

 

 

この国は、平和だと思ってきた。
文明的にも進んだ国だと思ってきた。
そうでもなかったのかと愕然とするようなニュースを、
ここ数年で見聞きしてしまう。

人を人と思わないような物言いを耳にして
打ちのめされる。

(見なくてもいいこともたくさんあるけれど、
自分だけがよければいいという発想にもならず、
声を上げなくてはならないことはあります)

 

「基本的人権の尊重」という言葉だけは小学生の時に教わる。
この国に暮らす人々の権利。

このような憲法で守られているはずの国民が、
なぜしあわせを感じられていないのか。

 

私たちは私たちの権利をもっと行使していい。

いえ。
私は、私の権利をもっと行使する。

 

本来、憲法は権力を縛るためのもの。

憲法を守らなくてはならないのは、国民ではなく
天皇をはじめ、国務大臣、国会議員、裁判官、その他公務員。

権力を持つことはとても恐ろしい側面も存在していて、
本来の「国民のため」という目的を忘れて、いつのまにか「国のため」と
暴走してしまう傾向があることを、
太平洋戦争をはじめ数々の歴史が証明している。

だからこそ、大きなちからを持つ国が、私たち国民の人権をふみにじったり、
自由を奪ったり、好き勝手に暴走して戦争をはじめたりせぬよう、
歯止めをかけるために「憲法」というものが存在している。

憲法の命じる矢印の向き(名宛人)は、あくまでも権力を持つ側に
向けられている。これを立憲主義というのだそうだ。
(わたしとあなたのけんぽうBOOK P.014)

ここのところ、とても大切。
スウさんの本から抜粋させていただいた。

「わたしとあなたのけんぽうBOOK」
http://maiworks.cart.fc2.com/ca2/22/

「たいわけんぽうBOOK+」
http://maiworks.cart.fc2.com/ca2/23/p-r2-s/

暴走しないように目を見張らせることは、私たち国民の義務なのだった。
これについて言及しているのが12条。

 

 

肝心なこの「基本的人権の尊重」は
ガラスケースの中に厳かに飾られた衣装にすぎず、
ちっとも袖を通せずにきてしまった。

本当は、毎日着て、
もうその人のトレードマークになるぐらいまで
着こなして、なじんでいるものであるはずなのに。

 

この本の中で

まいさんが言ってくれたように

わたしは ほかの誰ともとりかえがきかない

わたしは しあわせを追い求めていい

わたしは わたしを大切と思っていい

あなたも あなたを大切と思っていい

その大切さは 行ったり来たり

でないと 平和は成り立たない

 

基本的人権の尊重というおかたい言葉から
その意味をあきらかにして、再構築しないと
誰も癒えないんじゃないかと思う。
(脳内再インストール)

 

WHOは健康を

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳) 

と定義づけている。

 

自分で問おう。
健康とは?

そして、人が真に健康であるというためには。

私が追い求めてきたのはそれだ。

13条を、もっとあたりまえにするには。

考えて、行動するだけだ。

 


ABOUT ME
知詠
近畿大学農学部食品栄養学科卒業。研究テーマは「カビ」。卒業後は、食品会社で研究職。乳製品もどきを分析したり開発したりで6年半。1995年の阪神淡路大震災をきっかけに身一つでできることをしようとマッサージをはじめる。2001年アメリカ、エサレン研究所にてマッサージトレーニングを受け、ボディワークをはじめる。同じ頃にはじめた気功で「自然が先生」という教えに出会い、ひとのからだとこころのふしぎについて考えつづけている。2017年、子宮体癌4b診断。標準治療をはじめるのと同時に食事を見直し、あたらしい細胞をつくっていくためには食が土台だと体感。あらためて、「生きているとはどういうことだろう」をテーマにかんがえうごく場「空-くう-」を主宰。