クリパルヨガ

ヨガと気功

近所に住むのりのりにお願いして
空でヨガのクラスをしてもらえることになった。

のりのりとは大阪の実家も近くて、
しかも会社勤めをしていたころの話をしてみると、
絶対すれ違ってるよなという至近距離を行き来していた。

というわけで、
練馬に住みながら「大阪やったっけ、ここ」
という感覚で話をさせてもらっている。

私はうまれも育ちも関西ではあるけれど、東京では関西弁がひゅっと引っ込む。
大阪に実家があるというと、「全然関西弁じゃないですね」と言われるけれど
話す相手によって変えているのである。

変えているというと、すこしニュアンスが違う。
出てこなくなるというほうが正確だ。

だって、東京では
「なんやねん、それ」とか「あほちゃうかー」は言われへん。
忖度してしまうのである。

なので、ひさしぶりにのびのびと関西弁でのりのりと話せたときは
「あー、東京きてホンマに縮こまってたなぁ、私」と感じたものだ。

言いたいことが言いきれてない感覚。
なんか、のどにひっかかった痰がきれてないような、
ああ、なんかちゃうねんという感じ。

でも、東京で自在に関西弁を話せるようになるまでは
なんとなく違うということはうっすら感じながらも
「本来の私ではない」ということまでは、意識に上がっていなかった。

東京に来て、その一年後に震災があってからの6年間。

それで、病になったなぁと思っている。

病気になって、「ほんで、アンタ、どないすんねん?」
と言われたようなもんだ。

 

のりのりのヨガは、クリパルヨガ。

実は、のりのりと出会うずっと前からクリパルヨガには馴染みがある。
クリパルヨガをやっているという人と出会うことが続き、
気功のクラスに参加してくださる方もいた。
「気功とクリパルは似ている」とも言われた。

実際、私もようやく去年の夏に初めて
クリパルのスタジオを訪ねてみたが、
やっていること、その根本の哲学はよく似ているなと感じた。

その人が、その人であること。
自然であるということ。

ヨガというと
難易度の高いアクロバティックなポーズをとることがすごい
と思われている側面がある。

2001年、ヨガか気功をはじめようかと考えたときに、
ヨガのお試しクラスに行ったら腰が痛くなった
ということからヨガの選択肢が私にはなくなったのだけれど、
ポーズをきっちり決めることがヨガの本質ではない、ということを
クリパルに行ってあらためて感じることができた。

前にも書いたが、
気功も、ヨガも、
日常のことだと私は思う。

生きている、その日々のこと。
なにか特別なことだったり、練習する時間のことだけではなく。

もともともっているものに気づく、
私が私自身に出会う旅。

それが日々なんだと思う。

ヨガは、気功ではあまり意識しないところにフォーカスできる。
ポーズをとるときに感じる痛みは、
「あらまぁ、こんなところにそんなものが」という
新鮮な出会いである。

その痛みを抱えている私との出会い。

 

ちょうどよく昨日、こんな本を読んだので抜粋しておく。

人はしばしば、本当の「わたし」を知らずに、世の中にあてがわれた私を生きていることがあるのではないでしょうか。現代を生きる我々があてがわれている「わたし」というのは、サイズが合わない他人のものであることが多い。現代では、このように主従が逆転しているように思います。

それを拭い去って本当の「わたし」を生きていくためには、弱い「わたし」や、意気地のない「わたし」、卑怯な「わたし」を直視せざるを得ない。だけど一方で、逞しい「わたし」も自分の中には同居している。弱い「わたし」もいれば逞しい「わたし」もいて、辛抱強い「わたし」もいる。それらすべて包含することで自ら光になっていける「わたし」もいるのだということを発見していくのが、詩の営みです。

100分de名著 読書の学校 若松英輔特別授業
「茨木のり子 自分の感受性くらい」

昨日この文章を読んで、胸がいっぱいになった。
私自身がずっと追い求めてきたものの根底にこれがあったと
あらためてわかったからだ。

詩の営みとは、と若松さんは書いておられるけれど
これは、日々おこなっているあらゆることに言えると私は思っている。

 

 

こじんまりとしたクラスではあるけれど
その分なごやかに、和気藹々とすすむ。
終わった後は、すこしだけ感じたことのシェアを。

第二火曜日が、のりのりのクリパルヨガ。
単発での参加可能。
からだを動かしにいらしてください。

https://1love.link/%E6%B0%97%E5%8A%9F%E3%81%A8%E3%83%A8%E3%82%AC%E3%81%A8%E7%9E%91%E6%83%B3/

開催クラスの詳細

●第一日曜日 気功のひろば
●第一火曜日 瞑想と気功
●第二火曜日 瞑想とクリパルヨガ
●第三火曜日 瞑想と気功
●第一土曜日 瞑想とヨガ、キールタン(唄うヨガ)

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ABOUT ME
知詠
近畿大学農学部食品栄養学科卒業。研究テーマは「カビ」。卒業後は、食品会社で研究職。乳製品もどきを分析したり開発したりで6年半。1995年の阪神淡路大震災をきっかけに身一つでできることをしようとマッサージをはじめる。2001年アメリカ、エサレン研究所にてマッサージトレーニングを受け、ボディワークをはじめる。同じ頃にはじめた気功で「自然が先生」という教えに出会い、ひとのからだとこころのふしぎについて考えつづけている。2017年、子宮体癌4b診断。標準治療をはじめるのと同時に食事を見直し、あたらしい細胞をつくっていくためには食が土台だと体感。あらためて、「生きているとはどういうことだろう」をテーマにかんがえうごく場「空-くう-」を主宰。