シガアル セイカツ

かなしみ

かなしみ

あの青い空の波の音が聞えるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった

谷川俊太郎

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シガアルセイカツと題して、詩を読む会。

今日の私は風邪をひいて、鼻も喉も調子が出ず。
冷たい雨が降る灰色の空とも相まって気持ちは暗い。
心身ともに寒冷前線通過中である。

それで、選んだのがこの詩だったわけだけれど
声に出して詩を読んで、
なぜこの詩を選んだのかという今の気持ちを話して、
さらに他の人にもこの詩を声に出して読んてもらうと
詩の色合いが変わったのを感じた。

暗い灰色だった悲しみは、どんどんと透明に感じられて
この詩を、さらに美しく感じられるようになった。

かなしみは、悲しみ、美しみ、愛しみ、哀しみ、愁しみ。

山の端に、日が沈むその色の移り変わりを
せつなく見送る時のように
かなしみは、うつくしみと通底している。

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3月29日、練馬高野台の石神井川沿いで
シガアルセイカツとお花見をひらきます。

3月29日
12時に練馬高野台駅集合です。

持ち物
読みたい詩を一編。
お酒や食べ物は持ち寄りです。

参加を希望される方は、メッセージください。

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ABOUT ME
知詠
近畿大学農学部食品栄養学科卒業。研究テーマは「カビ」。卒業後は、食品会社で研究職。乳製品もどきを分析したり開発したりで6年半。1995年の阪神淡路大震災をきっかけに身一つでできることをしようとマッサージをはじめる。2001年アメリカ、エサレン研究所にてトレーニングを受け、ボディワークをはじめる。同じ頃にはじめた気功で「自然が先生」という教えに出会い、ひとのからだとこころのふしぎについて考えつづけている。2017年、子宮体癌4b診断。標準治療をはじめるのと同時に食事を見直し、あたらしい細胞をつくっていくためには食が土台だと体感。あらためて、「生きているとはどういうことだろう」をテーマにかんがえうごく場「空-くう-」を主宰。